腸内フローラと乳酸菌
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乳酸菌と腸内フローラ、腸内環境と免疫力UPの完全ガイド
【腸内フローラ】が美しいのは、腸内細菌類が「縄張り」を主張しているからです。新たに侵入してきた菌に対して、【腸内フローラ】を形成している細菌類が盛んに攻撃を繰り返し、侵入を防いでいきます。
【腸内フローラ】間の緊密な連携によって腸内免疫系が活性化し、それが病原菌などの新たに侵入してきた菌を排除しているのです。【腸内フローラ】を構成している腸内細菌は、腸内免疫系統の活性化してくれ、病気にならないようにまた、老化を防ぐように働いていることがわかっています。
【腸内フローラ】が関係しているものに「腹時計」があります。「腹時計」とは、おなかのすき具合から時刻の見当をつけることです。時計などなかった時代には天体の動きとともに、人は腹時計で時間を感じていました。この腹時計は体内時計を整えるために、光の刺激とともにとても重要なのです。
体内時計の乱れは、肥満になりやすいカラダをつくり、高血圧、糖尿病、脂質異常症の原因になることがわかっています。さらに、骨粗鬆症を悪化させることも明らかになっています。
その原因の第一は、腹時計を調節している【腸内フローラ】の乱れです。 腸内環境が悪化し、悪玉菌が増え【腸内フローラ】が乱れると体内時計も乱れ、免疫力も下がり病気の原因に繋がるということです。
そして、もうひとつの重要な原因が、脳の奥にある「親時計」が、体のあちこちにある「末梢時計」と協調して働いているのですが、体内時計の親時計が乱れれば、末梢時計も乱れ、体のいろいろな臓器に病変が起こってくることもわかってきています。
最近では、肝臓や膵臓などの臓器や脂肪組織にまで多数の局所的な末梢時計が存在することがわかってきました。これら末梢時計のいずれかに親時計とのズレが生じると、肥満や糖尿病、うつ病、そのほかの病気になりやすくなってしまいます。不規則な食事や睡眠であると、これらの末梢時計のタイミングに脳の親時計とのズレが生じてしまい、いろいろな病気が発生するというわけです。